図書館と図書室の話

就活中、24時間使える図書室に言及しているトラストをいくつも見かけた。私のトラストもその一つで、この病院の管理棟1階(イギリスの1階;日本でいう2階)の図書室は医学書しかないものの結構きれいな上に24時間空いていて、帰宅前に終わらせたい作業があるときや締め切りに追われている時に利用している。

オンラインの図書館は画像のような感じで、右端のアプリは全部無料で使えるようになっている。これはおそらくHEE(Health Education England)共通なので、ウェールズやスコットランドは不明だが、イングランドのNHSに勤める限りは Oxford Handbook of シリーズも全て無料で読むことができる。

BMJ Best Practiceはイギリスに来て初めて使った。Up to Dateほど網羅的ではないが、日常に必要な知識が簡潔にまとまっていてとても使いやすい。かつての職場の先輩に彼女が個人購読していたDynamedを見せてもらったことがあるけれど、記憶の限りではBMJ Best Practiceと似ていたと思う(きっとアメリカのGPはDynamedを使いイギリスのGPはBMJ Best Practiceを使う?)。

右端アプリの上から5つ目のBorrow Boxも私は定期的に使っている。これはオーディオブックのアプリで、図書館から普通の本を借りるように、オーディオブックを借りて自分のスマホで聴くことができる(つまり、待ち時間もあれば返却期限もある)。私は病院のと私が住む州立図書館のと2つアカウントを持っていて、主に州立図書館の方からオーディオブックを借りて聞いている。病院のは医学関係のオーディオブックが揃っているのかと期待してしまうが、州立図書館と似たような感じで一般向けの本が多いので、初めに登録した州立図書館の方をなんとなく使い続けている。

多分オックスフォード州立図書館でもオーディオブックが借りられたと思うので、オックスフォードにいた時はもっぱら大学の図書館から借りていたけれど、もっと早く知りたかったなと思った。イギリスに来る人は自分の住む地域の図書館がBorrow Boxを使った貸し出しをしているか早めに確認してみるといいかもしれない。

Author: しら雲

An expert of the apricot grove

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