EPICに手間取っていて、焦っている。そもそも1年前に登録完了していたはずなのだが、実は提出した書類がFinal Medical DiplomaではなくAlternative Graduation Documentだったので、GMCでは使えないと判明した。
私の大学は、英語の卒業証明書を発行している。1回目にEPIC登録した時には、日本語の学位記ではなくこの英語の卒業証明書を提出してしまったのだった。
Credential cannot be sent for verification (Reason: This document cannot be sent for verification. The document you uploaded is not a Final Medical Diploma; this credential is an Alternate Graduation Document. To have your Final Medical Diploma verified, please upload the official diploma issued by your medical school or university after you have completed all requirements for and been awarded your medical degree. If you would like to have this document verified, please upload it as an Alternate Graduation Document.
こういうコメントが返ってきたのだが、まさか日本語の学位記の提出を求められているとは思わず、’Alternative Graduation Document’として英語の卒業証明書を提出してしまった(今見返すと明らかに日本語の正式なものを送れと言っているのだけど当時はそう思わなかった…)。
GMCに登録する段階になって初めて、1年前に登録した書類ではだめだと気がついて、実家の母に頼んで学位記をPDFで送ってもらった。学位記がそんなに重要だと思ってなかったので紛失してなくて本当によかった。日本語の学位記と大学発行の英語の卒業証明書で問題なく受理されるだろうと思っていたら、提出から5日後にこんな返事が返ってきた:
Credential cannot be sent for verification (Reason: This document cannot be sent for verification. The translation you submitted is not word-for-word; specifically, the translation submitted is not of the original language credential submitted. Please obtain a word-for-word translation of your credential and resubmit.
逐語訳が必要!がっかりしながらGoogle検索して、最上位の会社名をクリックすると、なんと卒業証書と卒業証明書の違いを解説してくれていて、ECFMGにも言及していて、事情がわかっていそうな会社だった。ここに【特急】で翻訳を依頼した。特急料金+PDF納品+現物は実家に送付、で9900円だった。迅速に対応してもらえてよかった。
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先ほどEPICに書類提出して、5日以内にEPICの決定が下されるはずなのだが(rejectまたはverificationのため母校に問い合わせ)、少し懸念しているのが、翻訳書類の学位がBachelor of Medicineとされているところだ。母校発行の英文卒業証明書にはDoctor of Medicineと書いてあるが、翻訳会社のものはBachelor of Medicineとなっている。Facebookの情報交換グループにカザフスタン出身の医師がDoctor of MedicineではなくBachelor of Medicineなので書類審査で落ちた、と書いていたこともあって、私の書類も同じ経過を辿るのではないかと結構心配している。
少し話が逸れるが、学位について調べていてDoctor of Medicineは厳密には正しくないという記事を見かけた。記事中に出てくるMBBS (Bchelor of Medicine, Bachelor of Surgery)、確かにインド出身の医師が使っているのをよく見かけるが、翻訳会社発行の学位は Bachelor of Medicine のみで ‘Surgery’のところがない。英語で調べても、MBBCh, BMBS, MB BChir, BM BChなど「同等」とされる学位名が色々出てくるものの、そこに Bachelor of Medicineの文字がない。Igakushi/ Gakushi(Igaku) の翻訳が Bachelor of Medicineということで、日本ではこうなのだ、と英語圏できちんと認められているのだろうか?ともあれ私の経歴でメールの署名にMDと書くのは間違いだと判明したので、今後はMBにしようと思う。
手続きが煩雑で(私が間抜けなのが元凶なのだけど)、規定期間内に登録を終えられず、IELTSを再受験しなければならないかもしれないと気を揉んでいる。EPICからの決定が下されたらまた追記しようと思う。
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【2月24日追記+会社名を伏せました】
EPICの翻訳は Straker に依頼しましょう
米国の祝日を挟んで予想より1日遅れて6日(5営業日)で結果が返ってきた。
学位の件は大丈夫だったのだが、なんと、こんな理由でリジェクトされた↓(誕生日だけ変更)
The translation you submitted is not word-for-word; specifically, the date 4/1/28 appears on the translation as January 28, 1992. Also, the date 28/3/10 appears on the translation as March 10, 2016.
平成4年1月28日の数字だけを4/1/28と取り出して理解するなんて、日本語を理解している人のやることとは思えないが、電話をするとイラついた声のスタッフは「専門家がチェックしたのだから間違いない」「正しい翻訳を提出しろ」の一点張り(私も相当イラついていたので、お互いにお互いを刺激しあう悪循環電話だった)。
ちなみにリジェクトのメールが届いたもののウェブサイトにアクセスできず理由がわからないので困っている(「昨日までやっていたメンテナンスの余波だろうか、いつ復旧するのか」)という質問への応答も、ChromeもSafariも推奨してないという成り立たない会話で本当に腹立たしかった。
一旦電話を切ったがどうしても納得がいかず、再度電話して年号について説明した。そしたら別のスタッフが上司に掛け合って、こんな返事が返ってきた↓
As you note, the official calendar used in Japan is the Japanese Imperial year calendar, however your English translation you provided does not make reference to this original (Japanese Imperial) calendar and that it corresponds to the converted dates present in the entire translation.
For a translation to be acceptable the translator must refer to this calendar at the start of the translation.
ちなみにこのスタッフも私が困ってるのを鼻で笑う感じで、ECFMG EPICのコールサービスはGMCのそれとは大違いだなと思った。GMC大好き。
初めは元号を理解しないECFMGに腹が立っていたが、次第に日本の翻訳会社に腹が立ち始めた。ECFMGへ登録する医師向けに学位記を翻訳をしています!という営業をしている会社が作った翻訳なのに、こういう基本的っぽいことが押さえられてないというのが信じられない。
問い合わせの返信におすすめの翻訳会社への言及があったので、日本の会社に再依頼する方が少し安上がりだったけれど、またリジェクトになるのが嫌なのでおすすめの会社 Straker に依頼することにした(EPICのQ&Aを確認するとそこにお勧めとしてこれが表示されていたが、理不尽な基準を設けているのだからその点を強調してもっと大々的にこの会社へ誘導して欲しいと思う。)
こちらの会社はQuote依頼時にこんなことを書いていた:
Thank you for requesting a quote for a USA Certified translation of your document(s) from Japanese to English US. If you would like us to proceed, simply pay using the order now button below and we will dispatch the job on receipt of the order.
このUSA Certifiedというところがポイントなのかもしれない。この会社はQuoteのメールからORDER NOWに進むと、名前や住所に加えて、
Dates mentioned in the document(s):
If your document contains dates using a non-Gregorian calendar, please provide the dates using the Gregorian calendar.
として日付を聞いてきたので、USA Certifiedの翻訳ではnon-Gregorian calenderについて必ず言及する決まりになっているのかもしれない(ちょっと調べたらカナダの会社もnon-Gregorian calenderに言及していたので、北米ではそういう決まりなのかも)。
最終的には、Quoteにあった£54(翻訳+税)にVAT 20%かかったが、最初の日本の会社よりやや安いので、初めからこの会社にしておけばよかったと大後悔した。私が間抜けなのが悪いのだと自責の念が強まっていたけれど、似たような経験をしている人がいて、ちょっと安心した。
この投稿を読んだ人が広告に惑わされないで Straker に直接依頼しますように。会社名は伏せるけれど、最初に依頼をした日本の会社を結構信頼していたので、お金と時間を無駄にしたことが悲しい。あの会社を挟んで失った10日間が今の私には結構大きい、間に合わなくてまたIELTS受けることになったら嫌だなあ。